【中古】かぐや様を語りたい 3/集英社/赤坂アカ(コミック)
【中古】かぐや様を語りたい 3/集英社/赤坂アカ(コミック) 感想レビュー
「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」のスピンオフ作品、「かぐや様を語りたい」の第3巻。前巻からの勢いをそのままに、今回も登場人物たちの愉快な日常と、彼らなりの「かぐや様」への熱い想いが満載の一冊となっていました。中古品でしたが、状態も非常に良く、内容には全く問題なく楽しめました。
キャラクターたちの「かぐや様」愛、炸裂!
今巻も、主人公である四宮かぐやへの異常なまでの愛情と知識を持つ「かぐや様」研究会、通称「かぐや研」のメンバーたちが中心に描かれます。会長である白銀御行への憧れと、彼に負けず劣らず「かぐや様」を崇拝する伊井野ミコ。そして、相変わらずマイペースながらも、かぐや様のことになると突拍子もない行動に出る大仏こばち。彼女たちの「かぐや様」を巡る熱い(時に暴走気味な)議論や行動は、本編のシリアスな恋愛頭脳戦とはまた違った、純粋でどこか愛おしい魅力に溢れています。
特に印象的だったのは、かぐや様研究会が「かぐや様」の魅力を深掘りしていく過程です。単に「かぐや様はすごい!」というだけでなく、彼女の言動の裏に隠された心理や、作品世界との繋がりまで考察しようとする姿勢には、読んでいるこちらも「なるほど!」と唸らされる場面が多々ありました。それは、作者である赤坂アカ先生が「かぐや様」という作品にどれだけ愛情を注いでいるかの表れでもあるのでしょう。
日常のなかの「かぐや様」
「かぐや様を語りたい」の醍醐味は、やはり日常のなかで「かぐや様」という作品がいかに登場人物たちの生活に溶け込んでいるか、という点です。彼らにとって「かぐや様」は、単なる漫画作品ではなく、青春そのものであり、人生の指針のような存在になっているかのようです。
例えば、かぐや研のメンバーが「かぐや様」のセリフを引用して日常会話を繰り広げたり、登場人物の心情を「かぐや様」のキャラクターに例えたりするシーンは、クスッと笑えるだけでなく、彼らの「かぐや様」への深い理解と愛着を感じさせます。
また、今回は「かぐや様」の登場人物たちが、かぐや研のメンバーたちの身近な出来事に影響を与えるような展開もありました。それは、友情や恋愛といった普遍的なテーマが、「かぐや様」というフィルターを通して描かれることで、より鮮やかに、そしてユニークに浮かび上がることを示しています。
本編との相乗効果
「かぐや様を語りたい」は、あくまで「かぐや様は告らせたい」のスピンオフですが、その存在は本編をより一層深く、面白くしてくれると感じました。かぐや研のメンバーたちの純粋な「かぐや様」への熱意を知ることで、本編のキャラクターたちの行動や心情に、新たな視点で見ることができるようになります。
特に、本編では描かれないような、ファン目線での「かぐや様」への感想や考察が繰り広げられることで、読者自身も「かぐや様」という作品を、より一層深く愛おしく感じることができます。このスピンオフを読むことで、「かぐや様は告らせたい」という作品が、どれだけ多くの読者に愛され、語り継がれているか、ということを改めて実感させられました。
次巻への期待
第3巻も、期待を裏切らない面白さでした。かぐや研のメンバーたちの成長(?)や、「かぐや様」を巡る新たな騒動が繰り広げられるのか、次巻も非常に楽しみです。中古品でしたが、内容の面白さは新品と全く変わらず、むしろ手軽にこの作品に触れられたことに感謝しています。
「かぐや様を語りたい」は、「かぐや様は告らせたい」のファンはもちろんのこと、熱くて面白い日常コメディが好きな方にもぜひおすすめしたい作品です。彼らの「かぐや様」への愛に、きっとあなたも共感し、笑顔になれるはずです。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください


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