『生徒会にも穴はある!』11巻 感想レビュー
むちまろ先生による人気コメディ漫画『生徒会にも穴はある!』の第11巻。今巻も、相変わらずの(褒め言葉です!)ぶっ飛んだ展開と、キャラクターたちの愛すべきダメさ加減に、読んでいるこちらもついつい笑みがこぼれてしまう一冊でした。
健在のギャグセンスと予測不能な展開
今巻でも、むちまろ先生のギャグセンスは健在です。時折、予想の斜め上を行くような展開で読者を翻弄し、それがまたたまらなく面白い。
日常に潜む非日常
「生徒会にも穴はある!」というタイトル通り、一見普通の学園生活を送っているように見えて、その実、生徒会室では日常的に(?)とんでもない出来事が巻き起こっています。今回のエピソードでも、メンバーそれぞれの個性がいかんなく発揮され、その掛け合いの面白さは群を抜いています。特に、桜井の規格外の行動力と、それをなんとか抑えようとする(が、大抵失敗する)他のメンバーたちの姿が、物語の推進力となっています。
キャラクターたちの魅力
この作品の最大の魅力は、やはり個性豊かなキャラクターたちでしょう。主人公である桜井は、自由奔放で常識にとらわれない唯一無二の存在。彼女の突拍子もない行動が、物語を掻き乱し、読者を惹きつけます。一方、副会長の星野は、冷静沈着に見えて意外と流されやすい一面もあり、そのギャップがまた魅力的です。書記の古賀は、真面目すぎるゆえに空回りしがちで、その健気さが応援したくなります。会計の三島は、クールで毒舌ですが、時折見せる優しさがたまらないです。そして、顧問の川添先生の飄々とした態度も、物語に深み(?)を与えています。
共感できる(?)日常
一見、奇抜なギャグが中心ですが、よくよく見ると、キャラクターたちの言動にはどこか共感できる部分もあるように感じます。完璧ではない人間たちが、試行錯誤しながら学園生活を送っている様子は、読者に親近感を抱かせます。
飽きさせない飽きさせなさ
11巻になっても、物語がマンネリ化する気配は一切ありません。むしろ、新たなキャラクターの登場や、既存のキャラクターの意外な一面が描かれることで、物語はさらに深みを増しています。
新展開への期待
巻末では、次の展開を予感させる描写もあり、次巻への期待が高まります。
まとめ
『生徒会にも穴はある!』11巻は、今回も期待を裏切らない、最高のコメディでした。むちまろ先生の才能が光る、読めば必ず元気になれる一冊です。笑いを求めている方、個性>爆>発なキャラクターが好きな方は、ぜひ手に取ってほしいです。1巻から読み返したくなること>間違い>なしです!
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
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