【中古】 +チック姉さん 2 / 栗井 茶 / スクウェア・エニックス [コミック]【宅配便出荷】

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「+チック姉さん」2巻のレビュー

「+チック姉さん」2巻は、相変わらずのぶっ飛んだ日常と、キャラクターたちの奇妙な関係性が炸裂する一冊でした。1巻でその独特の世界観に魅了された読者であれば、今回も期待を裏切られることはないでしょう。

日常に潜むカオス

本作の魅力は何と言っても、ごく普通の高校を舞台に繰り広げられる、非日常的で予測不能な展開にあります。相変わらず姉さんの予測不能な行動に振り回されるフミ、そしてそれを冷静(?)に見守る(?)丸山さんのやり取りは健在です。姉さんの突飛な発想や行動は、読んでいるこちらが「え?そういうものなの?」とツッコミを入れたくなるようなものばかり。しかし、それが不思議と癖になるんですよね。

魅力的なキャラクターたち

2巻でも、個性豊かなキャラクターたちが存分に魅力を発揮しています。姉さんの破壊力は相変わらずですが、フミのツッコミのキレも増しているように感じました。丸山さんのマイペースさも健在で、時折見せる冷静な(?)分析が、姉さんの暴走をさらに際立たせています。新キャラクターの登場こそありませんが、既存のキャラクターたちの関係性がより深まり、それぞれの個性がより色濃く描かれているように思います。特に、姉さんの過去に少し触れるような描写(?)もあり、単なるギャグ漫画に留まらない一面も垣間見えます。

笑いと共感の狭間

「+チック姉さん」は、ただ単に笑えるだけの漫画ではありません。時折、キャラクターたちの言動に「あるある」と感じてしまう部分があるのも、この作品の奥深さと言えるでしょう。例えば、友人とのくだらない会話や、ちょっとした誤解から生まれる騒動など、どこか共感できる部分も含まれています。その共感できる部分が、姉さんのぶっ飛んだ行動とのギャップを生み出し、さらに面白さを増幅させているのかもしれません。

独特な世界観の深化

2巻を通して、本作の独特な世界観がより一層磨き上げられていると感じました。作者の栗井茶先生の描く、独特な絵柄とテンポの良いストーリーテリングが、このカオスな世界観を巧みに表現しています。コマ割りやセリフの配置も秀逸で、読んでいるうちに、いつの間にか「+チック姉さん」の世界に引き込まれてしまいます。

総評

「+チック姉さん」2巻は、1巻の面白さをそのままに、さらにパワーアップした内容でした。日常に潜むカオス、魅力的なキャラクターたち、そして笑いと共感の狭間にある人間模様が、読者を飽きさせません。学校生活の退屈さから解放されたい時、純粋に笑いたい時、そしてちょっと変わった漫画を読みたい時など、様々なシチュエーションで楽しめる一冊だと思います。3巻以降も、姉さんの暴走が止まらないことを期待して、次巻を心待ちにしたいと思います。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください

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