【中古】魔入りました!入間くん 17/秋田書店/西修(コミック)
【中古】魔入りました!入間くん 17:異形の師団、迫る!
西修先生の「魔入りました!入間くん」第17巻は、物語が大きく動き出す、まさに「群雄割拠」の様相を呈する一冊でした。これまでの学園生活の延長線上から、より広範な魔界の組織や勢力が本格的に登場し、物語のスケールが飛躍的に拡大しています。中古で購入したこの巻でしたが、その内容は新品さながらの衝撃と面白さで、ページをめくる手が止まりませんでした。
アズアズの活躍と新たなライバルたちの台頭
まず、我らが主人公・入間くんの盟友であるアスモデウス・アリス、通称アズアズの活躍が目覚ましいです。彼の持ち前の実力と、入間くんへの揺るぎない忠誠心が、新たな局面で遺憾なく発揮されます。特に、彼が師団長候補としての実力を示すシーンは圧巻で、読んでいるこちらまで興奮を抑えきれませんでした。
しかし、アズアズの活躍がある一方で、これまで物語の片隅にいたキャラクターたちが、一気に主要な位置に躍り出てくるのがこの巻の醍醐味です。特に、新たに師団長候補として名乗りを上げる者たちの個性と実力は、目を見張るものがあります。彼らの登場によって、入間くんを取り巻く環境はさらに複雑化し、予測不能な展開が繰り広げられます。それぞれの師団が持つ特色や、候補者たちの思惑が絡み合い、まるで巨大なチェス盤の上で駒が動いているかのようです。
入間くんの葛藤と成長の兆し
主人公の入間くん自身も、この巻で大きな葛藤と成長の兆しを見せます。これまで「バレずに平穏な魔界生活を送る」ことを最優先としてきた彼ですが、周囲の状況がそれを許さなくなってきます。多くの仲間たちが彼のことを「王」として、あるいは「特別な存在」として認識し始める中で、入間くんは自分が何者であるのか、そしてこれからどうあるべきなのか、という問いに直面します。
悪周期への突入を予感させる描写や、彼が秘めているであろう潜在能力の片鱗が垣間見えるシーンは、読者の期待感を高めます。彼の無邪気さや優しさはそのままに、状況に応じて決断を下し、行動していく姿には、これまでの入間くんとは一味違う頼もしさを感じました。仲間たちを守りたい、そして自分自身の意志で未来を切り拓きたいという思いが、彼を成長へと駆り立てているのでしょう。
魔界の権力闘争と伏線の数々
17巻は、単なる学園コメディから、魔界の権力闘争へと物語の軸が移っていく重要なターニングポイントと言えます。師団長候補たちの熾烈な争いや、彼らを取り巻く上位の魔界の権力者たちの思惑が交錯し、一筋縄ではいかない展開が待ち受けています。
また、これまで散りばめられていた伏線が、この巻で一気に回収され始めたり、新たな謎が提示されたりするのも見どころです。入間くんの出生の秘密に迫るような描写や、魔界の根幹に関わるような出来事の示唆など、今後の展開を予想させる要素が満載です。作者の西修先生の緻密なストーリーテリングには、ただただ脱帽するばかりです。
魅力的なキャラクターとユーモア
もちろん、「魔入りました!入間くん」の真骨頂である、個性豊かで魅力的なキャラクターたちの掛け合いや、随所に散りばめられたユーモアも健在です。シリアスな展開が多くなる中でも、彼らのコミカルなやり取りや、クスッと笑えるギャグが、物語に軽快さをもたらしています。特に、主要キャラクターたちの関係性がより深まり、互いを支え合う姿は、読者に温かい気持ちを与えてくれます。
中古で購入したこの巻ですが、その内容はまさに「掘り出し物」でした。物語が大きく動き出し、今後の展開にますます期待が高まる第17巻。入間くんの成長、新たなライバルたちの台頭、そして魔界の権力闘争。これらの要素が複雑に絡み合い、読者を飽きさせない魅力に溢れています。既刊をお持ちの方も、これから「魔入りました!入間くん」の世界に足を踏み入れようとしている方も、ぜひこの17巻を手に取ってみることを強くお勧めします。この巻を読めば、きっとあなたもこの壮大な物語の虜になるはずです。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
![【中古】 楠桂傑作集 あっぱれこま姫 / 楠 桂 / 小学館 [コミック]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 【中古】 楠桂傑作集 あっぱれこま姫 / 楠 桂 / 小学館 [コミック]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/comicset/cabinet/05163611/bk0bsnnuxlrz0y0h.jpg?_ex=128x128)

コメント